ビールは世界中で愛される飲み物ですが、その種類は多岐にわたります。
本記事では、ビール初心者の方に向けて、代表的なビールの種類や選び方について解説します。
ビールとは? まずは基本を押さえよう
ビールは、大麦麦芽、ホップ、水、酵母を主な原料として造られるアルコール飲料です。
麦芽のでんぷんを糖化し、酵母によってアルコール発酵させることで、あの独特の風味と炭酸が生まれます。
アルコール度数は一般的に4~6%ですが、種類によってそれ以上に低いものから高いものまで幅広く存在しています。
カロリーは種類によって異なりますが、目安として350ml缶で140~160kcal程度です。
代表的なビールの種類
ビールは大きく「ラガービール」と「エールビール」に分けられます。
それぞれの特徴と代表的な種類を見ていきましょう。
ラガービール
下面発酵酵母を用いて低温でじっくり発酵させるビールです。
すっきりとした飲み口とキレの良さが特徴で、世界で最も飲まれているタイプのビールです。
【ラガービールの例】
ピルスナー:
黄金色でホップの苦味が爽やかな、ラガービールの代表格。
チェコ発祥で、世界中のビールのお手本となっています。
その他のラガービール:
ドイツ発祥の「ヘレス」や「ドルトムンダー」、黒ビールの「シュバルツ」など、さまざまな種類があります。
エールビール
上面発酵酵母を用いて比較的高温で発酵させるビールです。
フルーティーな香りと複雑な味わいが特徴で、個性豊かなビールが多いです。
【エールビールの例】
ペールエール:
淡い琥珀色で、バランスの良い苦味と香りが楽しめるエールビール。
イギリス発祥で、様々なバリエーションがあります。
IPA (インディア・ペールエール):
ペールエールよりもホップを大量に使用し、強い苦味と香りが特徴。
クラフトビールブームの火付け役となりました。
スタウト:
黒ビールの一種で、焙煎した麦芽の香ばしさとコクが特徴。
アイルランド発祥で、「ギネス」が有名です。
その他のエールビール:
ベルギー発祥の「ホワイトビール」や「ベルジャンエール」、小麦麦芽を使用した「ヴァイツェン」など、多種多様です。
ラガービール・エールビール以外のビール
発泡酒:
麦芽の使用比率を減らし、副原料で風味を調整したビール。
ビールよりも低価格なのが特徴です。
新ジャンルビール:
麦芽を一切使用せず、大豆やエンドウ豆などを原料としたお酒。
一般的に発泡酒よりもさらに低価格で、様々な風味の商品があります。
味の違いを生み出す要素
ビールの味わいは、以下の要素によって大きく変わります。
麦芽の種類
麦芽の種類によって、色が濃くなったり、香ばしさが増したりします。
ホップの種類と使い方
ホップは苦味だけでなく、香りや風味も与えます。
種類や使い方によって、柑橘系の香りやフローラルな香りが加わります。
酵母の種類
酵母はアルコール発酵だけでなく、風味にも影響を与えます。
エール酵母はフルーティーな香りを、ラガー酵母はすっきりとした味わいを生み出します。
副原料: コリアンダーやオレンジピールなどの副原料を加えることで、さらに複雑な風味を作り出すことができます。
ビール選びのポイント
数あるビールの中から、自分好みのビールを見つけるためのポイントを紹介します。
色、香り、苦味、アルコール度数
基本的な情報を確認しましょう。
ラベルや商品説明を見て、自分の好みに合いそうなものを選びましょう。
シーンや料理とのペアリング
シーンや料理に合わせてビールを選ぶのもおすすめです。
例えば、スパイシーな料理にはIPA、デザートにはスタウトなど、相性の良い組み合わせがあります。
まとめ|自分好みのビールを見つけよう!
ビールには様々な種類があり、それぞれに個性的な味わいが楽しめます。
色々なビールを試して、自分好みのビールを見つけてみてください。
ビールの世界は奥深く、探求すればするほど新たな発見があります。
ぜひ、ビールの多様性を楽しんでくださいね。乾杯!